コンセプト

この作品は重力についての私の感覚および考え方に基づいて制作した。地球上において働く重力の作用とは、普段意識しない力でありながら重さを持つすべてのものがその影響の下にあるという、空間的に非常に特異で強力なエネルギーであり、「ただ立っている」という状態ですら重力に対して抗っている事実は、つまり精神的な重力に対する処置の感覚と現象界における身体的な処置とでは非常に興味深い「ずれ」が存在するとことを暗に示している。
この展示では倒れた人物を撮影して、3枚組のトリプティークにまとめた。

メディア

1010 x 1033mm, 3 sheets, Mixed Media.